法人設立Q&A : 法人化のメリット
どういう時に法人化するべきなのか?
法人化を行うメリットは、一般的には次の3つが挙げられます。
①対外的信用の向上:会社は個人商店に比較し、金融機関・取引先への信用度に有利な点があります。金融機関からの事業資金の融資の便や、営業活動の点での恩恵を期待できます。
②税金負担の軽減:個人事業の場合、所得税は超過累進税率で課税される反面、法人税は一律ですので、年間所得が一定の金額に達したときには会社を設立した方が税金面で有利だと言えます 。一般的に800万円程度が法人化を考慮すべきラインであると考えられます。
③倒産のリスクヘッジ:個人事業主には、事業についての借入金には無限連帯の支払義務が生じます。一方、会社の場合には、会社債務はあくまで「法人」が借り主として負うので、倒産した場合には債務はあくまで会社が負担するということになり、背後にいる事業主は責任を負いません。