内容証明Q&A : 内容証明郵便とは?
内容証明郵便の効力
誰が、誰に、いつに、どんな内容を出したのか
内容証明郵便とは?
内容証明郵便とは、「誰が、誰に、いつ、どんな内容の手紙を出したのか」について、郵便局が公的に証明 してくれる郵便物です。 その使い方は、①証拠として残す効力 ②相手に心理的なプレッシャーを与える効力 ③確定日付を得る効力の3つに分かれます。
この3つの効力によって、上手く使いこなせれば非常に大きな効果を得ることができる反面、下手な内容を送っても、全く無意味だったり、話が逆にこじれてしまったりする時もあります。
内容証明郵便は、その内容の正確性を保障する物ではありませんので、法律上の拘束力が直ちに発せいるするものではありません。また、受取拒否になったり、相手先不在で返送されてくる場合もあります。
内容証明郵便はトラブル解決のきっかけとすべきもの
内容証明郵便の使い方の基本は、「こちらの意思を明確に相手に示す」という点にあります。もし相手が内容証明郵便を無視したり、受取拒否等の不誠実な対応をすれば、それはそれで「不誠実な相手である」という証明ともなります。
内容証明はあくまで「きっかけ」です。何もしなければ相手方も「しめた」とばかり、それでほくそ笑むことになるだけですが、はっきりした意思を示すことにより、相手方は「解決」「無視」等、どのような形であれ対応を取らざるをえません。そして、相手方に過失があればあるほど、その内容証明への対応は「落ち度」となり、こちらの有利に事は運ぶはずです。
内容証明で一番難しいのは、「使い方」です。いかに自己に有利に使うのか、その点がポイントとなります。